
dodaの「平均年収ランキング(業種別の平均年収/生涯賃金)」でも上位に入る金融業界。(※)
当メディアが行ったアンケートでも、「金融業界へ転職理由」の1位は「年収を上げたい」でした。
しかし、「お金」を扱っている仕事なだけに精神的な負担も多く、上記のような理由で転職を考えている人もいるのではないでしょうか。
金融業界への転職を考えているなら、金融業界向けの転職エージェント・サイトの利用がおすすめです。
求人紹介から市場動向確認まで、転職活動全般をサポートしてくれるからです。
当記事では、金融業界への転職を目指している人向けにおすすめの転職エージェント・サイト9社を厳選して紹介。
各社それぞれの特徴やおすすめポイントをまとめています。
金融業界に強い転職エージェント・サイト厳選9社!各社のおすすめポイントまとめ
それでは早速、金融業界への転職を目指している人におすすめの転職エージェント・サイト9社を紹介していきます。
「各社のおすすめポイント」もまとめているので、ぜひ自分に合ったサービスを見つけてください。
JACリクルートメントは顧客満足度の高いサービスを利用したい人におすすめ
- オリコン顧客満足度調査で7年連続第1位(※)
- 約1,400名の業界特化のコンサルタントが在籍(※)
- 企業と転職希望者の双方を同一コンサルタントが担当
顧客満足度の高いサービスを利用したい人は、JACリクルートメントがおすすめです。
オリコン顧客満足度調査でハイクラス・ミドルクラス転職において、2019年から2025年まで7年連続第1位を獲得しているからです。(※)
JACリクルートメントには、約1,400名の業界特化コンサルタントが在籍。(※)
圧倒的な専門性と、約43万人の転職支援実績に基づく確かなノウハウで、金融業界での理想的なキャリアアップを実現できます。(※)
また、金融専門職の求人数5,000件以上という豊富な選択肢と、求人の75%を占める非公開求人により、他では出会えないような求人の紹介が可能です。(※)
JACリクルートメントで紹介してもらえる職種をいくつか紹介します。
- 外資系投資銀行
- PE・VC
- アセットマネジメント
- 不動産金融
- M&Aアドバイザリー
上記のような求人を、金融業界出身のコンサルタントによる領域別専門チームが、中長期のキャリアプランとあわせて提案してくれます。
加えて、企業と転職希望者の双方を同一コンサルタントが担当する「コンサルタント型」サービスを展開。
企業と転職者ニーズの深い理解に基づく質の高いマッチングと、転職成功後も継続的なキャリアサポートを受けられますよ。
今まで転職活動がうまく進まなかった人は、JACリクルートメントの利用をぜひ考えてみてください。
対応地域 | 全国 |
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取扱業種 | 金融業界、メーカー(電気/機械)、化学メーカー(化学/素材業界)、自動車/自動車部品業界、エネルギー/インフラ/プラント業界、ファッション/アパレル/スポーツ業界、メディカル(医療)業界、IT(通信/ソフトウェア/SI/コンサルティング)、Webサービス/ゲーム業界、消費財(コンシューマー)業界、流通/外食業界、食品/飲料業界、サービス/物流/商社、不動産/建設業界、コンサルティング |
運営会社 | 株式会社 ジェイ エイ シー リクルートメント |
公式サイト | https://www.jac-recruitment.jp/ |
※「JACリクルートメント」公式サイトより(2025年7月22日時点)
エンワールド・ジャパンは外資系金融企業への転職を目指している人におすすめ
- 日本国内にある約87%以上の外資系企業と取引実績あり(※)
- 多国籍・専門性の高いサポート体制
- 入社後1年間は継続的なサポート制度あり
外資系金融企業への転職を目指している人は、エンワールド・ジャパンがおすすめです。
日本国内にある約87%以上の外資系企業と取引実績があるからです。(※)
27の国籍にまたがるコンサルタントチームが、金融業界特有の専門知識と国際的な視点を持って、あなたのキャリアをサポート。(※)
特に、「外資系投資銀行」「証券会社」「資産運用会社」との強固なネットワークを築いています。
さらに、年収1,000万円以上のエグゼクティブレベルの求人も豊富に取り揃えられています。(※)
「経営幹部」「管理職」「スペシャリスト職」などが挙げられます。
創業から20年以上の採用支援実績があり、金融業界の転職市場を熟知したコンサルタントが、業界特有の面接対策や志望動機の明確化までサポート。(※)
独自の「入社後活躍」ミッションにより、転職成功後も1年間のアンケートベースでの継続的なサポートも提供しています。
外資系金融機関でのキャリアアップを目指す人は、エンワールド・ジャパンをご利用してみてはいかがですか。
対応地域 | 全国、海外 |
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取扱業種 | 銀行・金融サービス、コンサルティング、小売り・消費財・ラグジュアリー、IT・デジタル・テクノロジー、製造業・工業、医療機器・製薬・ライフサイエンス |
運営会社 | エンワールド・ジャパン株式会社 |
公式サイト | https://www.enworld.com/ |
※「エンワールド・ジャパン」公式サイトより(2025年7月22日時点)
ロバート・ウォルターズは金融業界でグローバルなキャリアを築きたい人におすすめ
- グローバル企業をはじめとした幅広い金融求人を扱っている
- ヘッドハンティング特化による転職市場に出ない求人の紹介が可能
- 顧客満足度と継続利用率が高い
金融業界でグローバルなキャリアを築きたい人は、ロバート・ウォルターズがおすすめです。
世界有数のグローバル企業をはじめ、ベンチャー企業や中小企業に至るまで幅広い金融機関の求人を取り扱っているからです。(※)
ロバート・ウォルターズは約40年の歴史を持っているグローバル人材紹介会社。
世界31カ国の主要都市にオフィスを構え、転職支援実績43,000人、採用支援企業数11,000社という実績を誇っています。(※)
ヘッドハンティングを強みとしており、転職市場に出てこないスペシャリストの紹介が可能。
正社員、派遣社員、契約社員など雇用形態を問わず、あなたのスキルが活きる場所へと導いてもらえます。
また、「お知り合い紹介」を利用した人数85%、ロバート・ウォルターズを通じて複数の役職を採用した企業の数90%など、顧客満足度と継続利用率が高いのもポイント。(※)
質の高い金融業界のポジションを継続的に確保していますよ。
加えて、英文履歴書メーカーによる英文履歴書作成支援、DEI推進ロードマップサービスによる転職支援を行っています。
金融業界でグローバルレベルのキャリアアップを真剣に目指している人は、ロバート・ウォルターズに相談してみてはいかがでしょうか。
対応地域 | 全国 |
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取扱業種 | 経理/財務、自動車、銀行/金融、化学、デジタル、エネルギー、ヘルスケア/製薬、人事、メーカー(電気/電子/機械)、法務/コンプライアンス、M&A アドバイザリー/コンサルティング、マーケティング、リテール/小売、営業、秘書/ビジネスサポート、サプライチェーン/物流/購買、税務/監査保証、IT |
運営会社 | ロバート・ウォルターズ・ジャパン株式会社 |
公式サイト | https://www.robertwalters.co.jp/ |
※「ロバート・ウォルターズ」公式サイトより(2025年7月22日時点)
コトラは専門性の高いポジションへの転職を目指している人におすすめ
- 専門性が高いポジションの求人を紹介してもらえる
- 取り扱い案件の約8割が非公開求人(※)
- 20年以上の実績がある金融業界に特化したサービス
専門性の高いポジションへの転職を目指している人は、コトラがおすすめ。
他社では扱えない金融ポジションの求人を提供できるからです。
金融業界約1,600社との強固な取引実績と、4,000社超の企業ネットワークを活用し、あなたの希望に合った求人を紹介してもらえます。(※)
また、取り扱い案件の約8割が非公開案件のため、一般には公開されない重要な金融ポジションも紹介可能。(※)
「投資銀行のM&Aアドバイザリー」「プライベートエクイティファンド」など、金融業界の最前線で活躍できる専門性の高いポジションをマッチングしてくれます。
加えて、2002年の創業から20年以上にわたり金融業界に特化したサービスであるのもポイント。
企業のカルチャーや面接官の特徴を踏まえた的確な面接アドバイスや、各業界・業務に合わせたレジュメ添削を受けられます。
また、コトラ価値観診断による25項目の分析で、自分に合った金融キャリアの方向性を明確にできますよ。
プライバシーマーク取得と職業紹介優良事業者認定も受けているので、気になる人はぜひ登録を検討してください。
対応地域 | 全国、海外 |
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取扱業種 | パブリックセクター(金融機関)、ESG関連(金融)、インベストメントバンキング、投資事業、投信投資顧問 |
運営会社 | 株式会社コトラ |
公式サイト | https://www.kotora.jp// |
※「コトラ」公式サイトより(2025年7月22日時点)
リクルートダイレクトスカウトはスムーズな転職活動をしたい人におすすめ
- 企業から直接スカウトが届く
- AI分析による高精度マッチング
- レジュメが簡単に作成できる
スムーズな転職活動をしたい人は、リクルートダイレクトスカウトがおすすめです。
企業の担当者から直接スカウトが届くため、転職エージェントを介さない転職活動が実現できるからです。
リクルートダイレクトスカウトは、リクルートグループが運営している転職スカウトサービス。
「投資銀行」「証券会社」など、金融業界の多様な分野で専門性を活かせる求人が豊富に揃っています。
その中から25段階の細かい年収設定により、あなたの経験レベルや希望条件に合った求人を見つけられます。(※)
また、AI分析機能があなたの金融業界での経験・スキルと企業の人材要件を高精度でマッチング。
従来では出会えなかった優良金融企業からのスカウトを受け取れますよ。
プライバシー保護システムにより、現在の勤務先にバレることなく匿名での転職活動が可能な点も魅力と言えます。
チャット機能を通じて企業担当者と気軽にコミュニケーションも取れますので、まずは登録してスカウトを待ってみてはいかがですか。
対応地域 | 全国 |
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取扱業種 | 商品開発、運用、資産運用、リスク管理、審査/回収、インベストバンキング、バックオフィス、内部監査、保険事務、FP/ファイナンシャルアドバイザー、格付、その他 |
運営会社 | 株式会社リクルート |
公式サイト | https://directscout.recruit.co.jp// |
※「リクルートダイレクトスカウト」公式サイトより(2025年7月22日時点)
マイナビ金融AGENTは今まで自分に合った求人が見つからなかった人におすすめ
- 独占求人を豊富に扱っている
- 金融業界の実務経験を持つ専任キャリアアドバイザーがサポート
- 休日面談も実施している
今まで自分に合った求人が見つからなかった人は、マイナビ金融AGENTがおすすめです。
マイナビ金融AGENTのみが保有する独占求人を豊富に扱っているからです。
マイナビグループの長年にわたる実績により、金融機関から大手事業会社・総合商社まで幅広い選択肢の提供が可能。
次にあげる6つの金融業界求人特集を通じて、あなたの希望に合った転職先を見つけられます。(※)
- 大手銀行
- 地方銀行
- キャッシュレス・ファンテック業界
- ITコンサルタント
- 保険業界
- 年収アップ
そのうえ、金融業界の実務経験を持つ専任キャリアアドバイザーが金融系の全ての職種に対応。
転職の成功事例をもとにした現実に則したアドバイスを提供してもらえます。
実際、金融業界の最新転職市場レポートに基づいた転職活動が可能です。
公式サイトの情報によると、M&A経験者やファンド出身者への高いニーズ情報や、NISAや住宅ローンの市場動向分析などが挙げられます。(※)
また、全国6拠点でのサービス展開に加え、面談は対面・電話・Web面談の多様な形式に対応しています。(※)
休日面談も実施しているため、忙しい人でも利用しやすいサービスでしょう。
対応地域 | 全国 |
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取扱業種 | 銀行、証券・FX、保険会社、リース・クレジット・信販、不動産金融、その他金融機関 |
運営会社 | 株式会社マイナビ |
公式サイト | https://mynavi-agent.jp/ |
※「マイナビ金融AGENT」公式サイトより(2025年7月22日時点)
アンテロープキャリアコンサルティングは応募先の詳細な情報を知りたい人におすすめ
- 採用担当者への直接ヒアリングで詳細情報を教えてもらえる
- 金融&コンサルティング業界特化で国内最大規模の専門性
- 転職決定後もスタートアップ・コーチングサービスを無料で提供している
応募先企業の詳細な情報を知りたい人は、アンテロープキャリアコンサルティングがおすすめです。
採用担当者へ直接ヒアリングを行い、オリジナルレポートとして次のような情報を提供してもらえるからです。
- 採用ニーズの背景
- 会社の特徴・文化
- 組織体制
- 昇進のイメージ
- 部門長プロフィール
- 待遇面
アンテロープキャリアコンサルタントは、金融&コンサルティング業界専門の転職エージェント。
創業から20年以上の実績があり、「投資銀行」「資産運用」「不動産金融」などの求人数は国内最大規模を誇っています。(※)
特にPEファンドへの転職支援では、20年以上前から手掛けている圧倒的な専門性を持っていますよ。
実際、『コンサルが「次に目指す」PEファンドの世界』を出版し、Amazon「ビジネス・経済」複数部門でランキング1位を獲得。(※)
また、転職決定後もスタートアップ・コーチングサービスを無料で提供。
入社後の立ち上がりまで支援する継続的なサポート体制により、長期的なキャリア開発を実現できます。
金融業界出身の専任担当者が転職活動を一緒に伴走してくれるので、ぜひ登録を検討してください。
対応地域 | 全国 |
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取扱業種 | 外資系投資銀行、投資ファンド/プライベートエクイティ(PE)、ベンチャーキャピタル(VC)、アセットマネジメント/ヘッジファンド、不動産金融/不動産ファンド、M&Aアドバイザリーファーム、外資系金融機関、日系金融機関(証券会社、銀行等) |
運営会社 | アンテロープキャリアコンサルティング株式会社 |
公式サイト | https://www.antelope.co.jp/ |
※「アンテロープキャリアコンサルティング」公式サイトより(2025年7月22日時点)
タレントパートナーはバックグラウンドがしっかりしたサービスを利用したい人におすすめ
- 三井物産グループ100%資本人材紹介サービスである(※)
- 平均決定年収800万円の高水準実績あり(※)
- 書類推薦後の通過率が約40%と高い
バックグラウンドがしっかりしたサービスを利用したい人は、タレントパートナーがおすすめです。
三井物産100%資本の人材紹介サービスだからです。
三井物産グループの強みを活かした特別選考やカジュアル面談の実施など、他社では得られない独自ルートを提供。
平均年収800万円という高水準の実績を誇り、金融業界のあらゆるポジションに対応可能です。
20年以上の業界実績、取引企業数2,000社以上の幅広いネットワークを持っているタレントパートナーの強みといえるでしょう。(※)
加えて、豊富な人材データベースからあなたに合ったマッチングを実現。
元大手証券会社・大手銀行・生損保等出身など、金融業界専門で10年以上の経験をもつコンサルタントがマッチングをサポートしてくれます。
また、書類推薦後の通過率約40%という高い水準を維持しているのもポイントです。(※)
人工知能(AI)と心理学を用いたマッチング高精度化や、24時間365日対応のロボットRPAサービスなど最先端の採用技術を活用。
平日夜や土日祝の柔軟な面談対応まで、利用者に考慮したサービスを提供しているので、ぜひ利用する候補の一つに入れてください。
対応地域 | 全国、海外 |
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取扱業種 | 証券、銀行、アセットマネジメント・投資顧問、生命保険、損害保険、クレジット・信販・リース、不動産アセットマネジメント、PEファンド・ヘッジファンド等、金融情報・格付け機関、FX・デジタル通貨、フィンテック、金融 その他 |
運営会社 | MBK Wellness 株式会社 |
公式サイト | https://job.mwhhrp.com/ |
※「WH HR Products」公式サイトより(2025年7月22日時点)
ムービンストラテジックキャリアは金融コンサルタントを目指す人におすすめ
- 金融・財務系コンサルタントでは業界最高レベルの支援体制あり(※)
- 大手ファームへの支援実績を多数保有(※)
- 国内コンサルファーム約95%を網羅している(※)
ムービンストラテジックキャリアは、日本初のコンサル業界特化転職エージェントとして29年以上の実績を誇っています。
金融コンサルタントを目指している人は、ムービンストラテジックキャリアがおすすめです。
金融・財務系コンサルタント領域において業界最高レベルの支援体制を提供しているからです。(※)
独自のネットワークにより、金融業界に強いコンサルティングファームへの特別なアクセスルートを保有。
具体例として、「アクセンチュア1,000名以上」「マッキンゼー100名以上」といった転職支援実績があります。(※)
また、他社では提供できない専門的なサポートが受けられます。(※)
100,000件以上の内定獲得実績から、金融業界特有のケース面接対策や業界知識の習得などを行ってくれます。
加えて、国内コンサルファーム約95%を網羅し、約400社すべてのコンサルティングファームに紹介可能な独自のネットワークを保有。(※)
金融特化型ブティックファームから大手総合系ファームの金融部門まで、幅広い選択肢からあなたに合ったキャリアパスを提案できます。
信頼できる転職エージェントとして、入社後も継続的なキャリアコーチングを提供。
2度、3度の複数回リピート支援も多数実現しているので、金融コンサルタントを目指す人は候補のひとつに入れて損はないでしょう。
対応地域 | 全国 |
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取扱業種 | 非公開 |
運営会社 | 株式会社ムービン・ストラテジック・キャリア |
公式サイト | https://www.movin.co.jp/ |
※「ムービンストラテジックキャリア」公式サイトより(2025年7月22日時点)
【職種・条件別】おすすめ金融業界に強い転職エージェント・サイト3選
金融業界向けといっても、サービスによって得意としている分野は異なります。
自分が希望する職種や条件を得意としているサービスの利用が、転職成功への近道。
そこで、職種や条件別におすすめの転職エージェント・サイトを3社ずつ紹介していきます。
投資銀行業務(IBD)向けおすすめ転職エージェント・サイト
投資銀行業務への転職を目指す人には「アンテロープキャリアコンサルティング」「コトラ」「JACリクルートメント」の3社がおすすめです。
アンテロープキャリアコンサルティングは、投資銀行の求人数が国内最大規模を誇っています。(※)
加えて、20年以上の投資銀行転職支援実績により、下記の金融機関と幅広いネットワークを保有しています。(※)
- ゴールドマン・サックス
- モルガン・スタンレー
- JPモルガン
- 野村證券
- 大和証券
コトラは、投資銀行・不動産金融業界に特化した人材紹介会社。
創業から20年以上にわたり投資銀行業界に特化してため、業界への理解は深いです。
JACリクルートメントは、外資系投資銀行の本国採用担当者との直接的なパイプラインを保有。
英文レジュメ作成や英語面接対策も含めた包括的な投資銀行転職支援を提供しています。
3社の特徴を表にまとめました。
サービス名 | おすすめ理由 |
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アンテロープキャリアコンサルティング | 投資銀行求人数国内最大規模。20年以上の専門実績。意思決定権者への直接ヒアリング(※) |
コトラ | 投資銀行特化20年の歴史。1,600社との取引実績。面接官特徴を踏まえた対策(※) |
JACリクルートメント | グローバル34拠点のネットワーク。外資系投資銀行との直接パイプライン。英語面接対策(※) |
※各転職エージェント公式サイトより(2025年7月時点)
保険業界向けおすすめ転職エージェント・サイト
保険業界への転職を目指す人には「マイナビ金融AGENT」「JACリクルートメント」「リクルートダイレクトスカウト」の3社がおすすめです。
マイナビ金融AGENTは、メガバンク・地銀・証券・生保出身のメンバーで構成された金融専門チームが運営。
特に生命保険・損害保険業界での実務経験を持つ専任キャリアアドバイザーが、保険数理、リスク評価、引受査定などの専門業務についてアドバイスしています。
保険業界の転職成功事例をもとにした具体的な選考対策により、アクチュアリー試験の合格状況や保険業界特有の資格要件を踏まえたキャリア戦略立案が受けられます。
JACリクルートメントは、保険業界出身者による専門チームが在籍。
生保・損保・再保険会社での実務経験に基づいた専門的なキャリアアドバイスを提供しています。
11ヵ国・34拠点のグローバルネットワークにより、「AIG」「チューリッヒ」といった外資系保険会社とも強固な関係を構築しています。(※)
リクルートダイレクトスカウトは、保険営業の中堅層からアクチュアリーのエグゼクティブレベルまで、幅広い年収に対応した求人紹介を受けられます。
企業の担当者から直接スカウトが届くため、保険会社の人事担当者との直接的なコミュニケーションを通じてスムーズな転職活動を実現できます。
保険業界への転職を真剣に検討している方は、以下の3社に登録して専門的なサポートを受けてください。
サービス名 | おすすめ理由 |
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マイナビ金融AGENT | 生保・損保出身専門チーム。保険業界実務経験豊富。全国6拠点で地方保険会社対応(※) |
JACリクルートメント | 保険業界出身専門コンサルタント。外資系保険会社との強固な関係。英語面接対策 |
リクルートダイレクトスカウト | 幅広い年収に対応。AI高精度マッチング。保険会社人事との直接コミュニケーション |
※各転職エージェント公式サイトより(2025年7月時点)
外資系金融機関向けおすすめ転職エージェント・サイト
外資系金融機関への転職を目指す人は、「エンワールド・ジャパン」「ロバート・ウォルターズ」「JACリクルートメント」の3社がおすすめです。
エンワールド・ジャパンは、日本国内にある約87%以上の外資系企業との取引実績を保有。(※)
グローバル金融機関でのキャリア構築に必要な、文化的理解やコミュニケーションスキルの向上をサポートしてくれます。
また、独自の「入社後活躍」ミッションにより、転職後も1年間の継続的なサポートを提供して外資系企業特有の環境での定着を支援しています。(※)
ロバート・ウォルターズは、外資系金融機関の本国採用担当者との直接的なパイプラインを保有。
転職支援実績43,000人という豊富な実績により、外資系金融機関の採用情報と人材要件を把握しています。(※)
英文履歴書メーカーによる簡単な英文履歴書作成支援、海外帰国者向けの専門サービス、DEI推進ロードマップサービスによる多様性を重視した転職支援も充実していますよ。
JACリクルートメントは、英文レジュメ作成や英語面接対策も含めたグローバル転職支援で豊富な実績を誇っています。
国内外の一流外資系金融機関との強固な信頼関係を築いているからこそ可能といえるでしょう。
実際、外資系投資銀行のアジア統括本部や、資産運用会社のアジア・パシフィック拠点への転職に高い成功率を実現しています。
3社の特徴を表にまとめたので、ぜひ参考にしてください。
サービス名 | おすすめ理由 |
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エンワールド・ジャパン | 外資系企業87%取引実績。多国籍チーム。外資系組織構造・昇進システム精通(※) |
ロバート・ウォルターズ | 世界31カ国グローバル展開。本国採用担当者直接パイプライン。英文履歴書・面接対策(※) |
JACリクルートメント | ロンドン発祥国際企業文化。外資系金融機関出身専門チーム。顧客満足度7年連続1位(※) |
※各転職エージェント公式サイトより(2025年7月時点)
大手金融機関向けおすすめ転職エージェント・サイト
大手金融機関への転職を目指す人には、「マイナビ金融AGENT」「JACリクルートメント」「リクルートダイレクトスカウト」の3社がおすすめです。
マイナビ金融AGENTは、メガバンク・地銀・証券・生保出身のメンバーで構成された金融専門チームが転職をサポート。
「三菱UFJフィナンシャルグループ」「みずほフィナンシャルグループ」などの大手金融機関での実務経験を持つ専任キャリアアドバイザーが、現実に則したアドバイスを提供しています。(※)
マイナビグループならではの独占求人や特別選考ルートを提供してもらえます。
JACリクルートメントは、大手金融機関出身者による専門チームが在籍。
メガバンクから大手証券、生損保まで幅広い金融機関での実務経験に基づいた専門的なキャリアアドバイスを提供しています。
転職支援実績の中でも大手金融機関への転職において、豊富な成功事例を保有しています。(※)
企業と転職希望者の双方を同一コンサルタントが担当する「コンサルタント型」サービスにより、金融機関の「組織文化」「人事評価基準」を深く理解したマッチングが実現しています。
リクルートダイレクトスカウトは、大手金融機関の新入社員レベルから役員クラスまで幅広い年収に対応した求人の紹介が可能。
AI分析機能により候補者の経験や、「簿記」「証券外務員」といったスキルと企業の人材要件を高精度でマッチングしてくれます。
大手金融機関への転職を真剣に検討している人は、ぜひ3社の利用を考えてみてください。
サービス名 | おすすめ理由 |
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マイナビ金融AGENT | メガバンク・大手証券・生保出身専門チーム。日系組織文化深い理解。独占求人・特別選考(※) |
JACリクルートメント | 日系大手金融機関出身専門コンサルタント。コンサルタント型深いマッチング。長期キャリア構築(※) |
リクルートダイレクトスカウト | 幅広い年収に対応。日本特有資格マッチング。人事担当者との長期関係構築重視(※) |
※各転職エージェント公式サイトより(2025年7月時点)
金融業界に強い転職エージェント・サイトのグッドポイント
さまざまなサービスを紹介してきましたが、金融業界に強い転職エージェント・サイトにはどのようなグッドポイントがあるのでしょうか。
考えられる主なグッドポイントを詳しく解説していきます。
業界出身コンサルタントによる実践的なアドバイスを受けられる
金融業界特化の転職エージェントなら、業界に精通したコンサルタントによる実践的なアドバイスを受けられます。
金融業界は他の業界と比べて専門性が高く、業界特有の慣習や転職市場の動向を理解していなければ転職活動をするのは難しいです。
一般的な転職エージェントでは、金融業界の細かなニュアンスや実務経験に基づいたアドバイスは期待できません。
しかし、業界出身のコンサルタントなら実際の業務経験を踏まえた具体的で実用性の高い指導を提供できます。
具体例として、マイナビ金融AGENTは金融業界の実務経験を持つ専任キャリアアドバイザーが、転職の成功事例をもとにした実践的なアドバイスを提供しています。
アンテロープキャリアコンサルティングでは、投資銀行や投資ファンド出身のコンサルタントがサポート。
業界の内情や求められるスキルについて詳細な指導を行っています。
転職エージェントが行っているサポート内容と、具体的なアドバイス例を表にまとめました。
サポート内容 | 具体的なアドバイス例 |
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面接対策 | 投資銀行特有のテクニカル質問への対応方法、ケーススタディの解き方 |
キャリア戦略 | フロントオフィスからバックオフィスへの転職タイミングと戦略 |
業界動向分析 | フィンテック業界の成長性と従来金融機関からの転職メリット |
給与交渉 | 金融業界の職種別・経験年数別の適正年収水準と交渉ポイント |
金融業界での転職を成功させたい人は、金融業界出身コンサルタントが在籍する専門エージェントに相談するようにしましょう。
金融業界の最新動向と市場情報の共有を受けられる
金融業界特化の転職エージェントなら、金融業界の最新動向と市場情報の共有を受けられます。
金融業界は、「規制改正」「デジタル化」「ESG投資の拡大」など急速な変化が起こっています。
そのため、転職活動の際には、最新の市場動向を理解していなければ適切な判断ができません。
一般的な転職エージェントでは表面的な情報しか提供できませんが、金融業界専門のエージェントなら業界の深い洞察と将来性も踏まえた情報を継続的に提供できます。
一例として、コトラでは毎週火曜日と金曜日にメルマガを配信。(※)
最新の金融業界動向と厳選された求人情報を継続的に提供しており、転職市場の変化をリアルタイムで把握できます。
さらに、ロバート・ウォルターズでは、「金融業界の給与動向分析」「最新の市場レポート」「業界トレンド情報」を提供。
以下のような包括的な市場情報を入手できます。(※)
- フィンテック業界の成長率と新規参入企業の動向
- ESG投資拡大に伴う資産運用業界の人材ニーズ変化
- デジタル化推進による従来型金融機関の組織再編情報
- 規制改正(バーゼルⅢ完全実施等)が採用市場に与える影響
- 暗号資産・デジタル通貨関連の新職種創出トレンド
金融業界での転職を検討している人は、最新の業界動向と市場情報を継続的に提供してくれる専門の転職エージェントに登録するようにしましょう。
企業の組織文化や働き方の詳細情報を得られる
金融業界特化の転職エージェントなら、企業の組織文化や働き方の詳細情報を得られます。
金融業界は企業ごとに大きく異なる組織文化と働き方があり、表面的な企業情報だけでは、キャリアの失敗につながるリスクが高いです。
下記のように、同じ金融業界でも働き方は大きく異なるため、事前の詳細な情報収集が転職成功の鍵となります。
- 外資系投資銀行の成果主義文化
- 日系生命保険会社の年功序列制度
- フィンテック企業のフラットな組織構造
アンテロープキャリアコンサルティングは、20年以上のPEファンド転職支援実績を保有。
各ファームの投資スタイル、意思決定の過程、パートナーの経歴と考え方まで把握しており、組織の内情も踏まえた転職アドバイスを受けられます。
コトラでは、金融業界専門コンサルタントが、企業のカルチャーや面接官の特徴などの的確な情報提供。
以下のような具体的な組織情報を共有しています。
- 残業時間の実態と繁忙期の働き方パターン
- 昇進・昇格の具体的な評価基準と所要年数
- 部門間の人間関係と社内政治の構造
- 経営陣の方針変更が現場に与える影響度
- 女性活躍推進の実際の取り組み状況と管理職比率
- リモートワークやフレックス制度の運用実態
金融業界での転職において組織文化のミスマッチを避けたい人は、企業の内情に精通した専門転職エージェントから詳細な情報収集を行ってください。
外資系金融機関とのネットワーク活用ができる
金融業界特化の転職エージェントなら外資系金融機関とのネットワーク活用ができます。
外資系金融機関は、信頼できる転職エージェントとの限定的なネットワークを通じて採用活動を行うことが多いからです。
下記にあげる外資系投資銀行や資産運用会社などは、機密性の高い採用情報を信頼できるパートナーエージェントにのみ開示します。
そのため、金融業界に特化した強固なネットワークを持つサービスの活用が欠かせません。
- ゴールドマン・サックス
- モルガン・スタンレー
- JPモルガン
- ブラックロック
- フィデリティ
具体例を挙げると、エンワールド・ジャパンは、金融業界における外資系投資銀行や証券会社、資産運用会社との強固なネットワークを築いています。
さらに、ロバート・ウォルターズでは、以下のような外資系ネットワークを活用できます。
外資系金融機関カテゴリ | 主要パートナー企業例 ネットワーク活用メリット |
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投資銀行 | ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー 非公開IBDポジションへの優先紹介 |
資産運用 | ブラックロック、フィデリティ ファンドマネージャー限定求人のアクセス |
プライベートバンク | UBS、クレディ・スイス ウェルスマネジメント特別採用枠 |
保険 | AIG、チューリッヒ アンダーライティング専門職の直接紹介 |
外資系金融機関への転職を目指している人は、強固なグローバルネットワークがある専門エージェントを活用すると、転職成功に近づけるでしょう。
金融業界に強い転職エージェント・サイトのバッドポイント
金融業界に強い転職エージェント・サイトには、グッドポイントだけでなくバッドポイントもあります。
両方を知ったうえで、自分はサービスを利用したほうがいいのか、よく考えるようにしてください。
転職活動の主導権が握れない
金融業界特化の転職エージェントを利用すると、転職活動の主導権を自分で握れない可能性があります。
ノルマ優先の転職エージェントは自社の売上目標や取引企業との関係性を優先しがちで、候補者の希望よりも都合の良い転職先を紹介することがあるからです。
また、転職エージェントに依存しすぎると、入社後のミスマッチリスクが高まります。
金融業界特有の企業文化や業務内容の違いを自分で見極める能力が低下しやすいです。
加えて、主導権がなくなると以下のような問題が発生する可能性もあります。
主導権喪失の場面 | エージェント主導の行動 候補者への悪影響 |
---|---|
企業選定 | 手数料の高い企業を優先的に紹介 本当に希望する企業との出会いを逃す |
面接対策 | 型にはまった回答パターンの指導 個性や独自性を活かせない |
条件交渉 | 早期内定獲得を重視した妥協推奨 適正な年収や条件を諦めることになる |
転職タイミング | エージェントの都合に合わせた強制的な前倒し 準備不足での転職により失敗リスク増大 |
コンサルタントのアドバイスは参考程度に留め、最終的な判断は必ず自分で行うという姿勢を貫いてください。
金融業界内の限定された紹介しか受けられない
金融業界は、以下のように多岐にわたる分野があります。
- 投資銀行
- 商業銀行
- 保険
- 資産運用
- フィンテック
- 不動産金融
金融業界内でも特定の職種や領域など、限定された紹介しか受けられない可能性があるので注意しましょう。
サービスの専門性や取引実績によって紹介される求人が偏ることもあります。
さらに、特定分野を偏重することにより、以下のような機会損失が発生する可能性もあります。
- 投資銀行特化エージェントによる商業銀行への転職機会の軽視
- 外資系金融機関重視による日系金融機関の優良ポジション見落とし
- 大手金融機関優先による地域金融機関のキャリア機会の無視
- フロントオフィス偏重によるミドル・バックオフィスの専門職軽視
- 伝統的金融重視によるフィンテック・新興金融サービスの機会逸失
- 高年収ポジション優先による安定性重視のキャリアパス軽視
金融業界での転職を検討している人は、複数の異なる専門性があるサービスを同時に利用し、幅広い分野の情報を収集するようにしましょう。
担当者の金融業界知識不足により適切なサポートを受けられない
金融業界特化を謳う転職エージェントでも、担当者が金融業界の知識不足だと適切なサポートを受けられません。
金融業界は、専門知識が急速に高度化しているからです。
たとえば、「規制環境の変化」「金融商品の複雑化」「デジタル化の進展」などが挙げられます。
実際、投資銀行のストラクチャードファイナンス、資産運用のオルタナティブ投資など、金融業界の各分野には高度な専門性が求められます。
そのため、実務経験のない担当者では候補者の真の価値を理解できず、適切なマッチングができません。
さらに以下のような知識不足による具体的な問題が発生するリスクもあります。
- デリバティブ取引の実務経験を理解できず、不適切な年収査定を行う
- バーゼルⅢ規制の影響を把握せず、リスク管理職への転職アドバイスが的外れになる
- ESG投資の最新トレンドを知らず、サステナブルファイナンス職種を軽視する
- フィンテック業界の技術革新を理解せず、伝統的金融機関への転職を過度に推奨する
- プライベートエクイティファンドの投資手順を知らず、面接対策が不十分になる
- 保険数理の専門性を理解できず、アクチュアリー職の価値を過小評価する
金融業界での転職を検討している人は、担当者の具体的な業界経験と専門知識を詳細に確認し、知識不足が感じられる場合は担当者変更を積極的に申し出てください。
中小金融機関は紹介されにくい
金融業界特化の転職エージェントを利用すると、中小金融機関の求人は紹介されにくいです。
転職エージェントを利用した採用では、企業が年収の30~35%という高額な紹介手数料を支払わなければいけないため、中小金融機関は大手金融機関に比べて利用率が低いです。
具体例として、転職エージェントを介した場合、年収800万円の場合は約240万円から280万円の紹介手数料が発生。
中小金融機関にとっては採用一人当たりのコストが過大となり、採用を見送られる可能性が高くなります。
地方の優良信用金庫や地域密着型の証券会社では、大手と同等のスキルを持つ人材でも紹介手数料の負担を理由に採用を断念することもあります。
さらに、以下のような中小金融機関特有の採用方針により、転職エージェント経由での転職は困難になるリスクもあるので覚えておいてください。
中小金融機関の種類 | エージェント敬遠の理由 候補者への影響 |
---|---|
地方銀行 | 限られた採用予算と地元人材優先方針 地域密着型キャリアの機会を逃す |
信用金庫・信用組合 | 非営利組織としてのコスト意識 安定性重視の転職選択肢が消失 |
独立系運用会社 | 少数精鋭による内部推薦重視 専門性を活かせるニッチ領域への参入困難 |
中小証券会社 | 紹介手数料より人件費への投資優先 地域特化型証券業務への転職機会損失 |
中小金融機関も視野に入れている人は、転職エージェント利用と併行して直接応募も積極的に検討してみてください。
金融業界に強い転職エージェント・サイトの後悔しない選び方
転職エージェント・サイト選びを失敗してしまうと、自分の希望とは合わない求人を紹介されてしまうなど、転職活動がうまく進まない可能性もあります。
「こんなはずじゃなかった」とならないためにも、サービス選びはとても重要。
転職を後悔しないため、金融業界に強い転職エージェント・サイトの選び方を解説していきます。
ぜひ最後まで読んで、サービスを選ぶ際の参考にしてください。
自分が希望する職種に特化した転職エージェント・サイトを選ぶ
金融業界への転職を成功させるために、自分が希望する職種に特化した転職エージェント・サイトを選びましょう。
金融業界には、多岐にわたる専門分野があるからです。
一口に金融業界といっても、扱っているサービスが異なるため、それぞれ求められるスキルやキャリアパス、業界慣習は異なります。
金融業界には、次のような専門分野があります。
- 投資銀行
- 資産運用
- 保険
- 商業銀行
- フィンテック
それぞれの分野に深い専門知識を持つエージェントでなければ、適切な転職サポートは受けられません。
具体例として、「投資銀行のM&Aアドバイザリー業務」と「保険会社のアクチュアリー業務」では必要な専門性が全く異なります。
専門職種ごとにおすすめの転職エージェントを表にまとめました。
金融業界職種 | 推奨エージェント |
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投資銀行・M&A | アンテロープキャリアコンサルティング、コトラ |
資産運用・PE/VC | アンテロープキャリアコンサルティング、JACリクルートメント |
保険・アクチュアリー | マイナビ金融AGENT、JACリクルートメント |
商業銀行・リテール | マイナビ金融AGENT、リクルートダイレクトスカウト |
フィンテック・新領域 | エンワールド・ジャパン、ロバート・ウォルターズ |
金融業界への転職を検討している人は、自分の目指す職種に特化したサービスを優先的に選ぶようにしてください。
入社後フォローアップのあるサービスを選ぶ
金融業界は高度な専門性と特殊な組織文化を持つ業界であり、転職後の環境適応に苦労する人も少なくありません。
転職エージェント選ぶ際には、入社後でもフォローアップがあるか確認しましょう。
入社後も継続的なサポートがあるサービスを選択することで、転職後の定着率向上へとつながります。
さらに、以下のような入社後フォローアップの具体的な内容と質を比較することで、自分に合ったサービスを選べます。
- 入社後定期面談の頻度と継続期間の確認
- 職場で問題発生時の相談対応体制の有無
- キャリア開発や昇進に関する継続的なアドバイス提供
- 業界動向やスキルアップ情報の定期配信サービス
- 転職後の再転職相談への対応方針
- 入社企業での人事担当者との連携体制
入社後フォローアップ体制を確認する際には、最低でも1年間の継続的なサポートがあるサービスを選ぶようにしましょう。
質のいいキャリア相談ができる転職エージェント・サイトを選ぶ
転職エージェントを選ぶ際には、質のいいキャリア相談ができるか確認しましょう。
金融業界は従来のキャリアパスが大きく変化しており、中長期的なキャリア戦略の見直しと継続的な専門性向上が必要となってきます。
たとえば、ムービンストラテジックキャリアでは2度、3度の複数回リピート支援を多数実現。(※)
目先の転職だけに留まらず、「なりたい将来像」を叶えるためのキャリア形成をサポートし、転職後も何度でも相談できる継続的なキャリアコーチング体制を提供しています。
また、コトラでは価値観診断による25項目の分析で、自分に合った金融キャリアの方向性を明確にする質の高いサービスを提供しています。(※)
さらに、以下のようなキャリア相談の継続性と質の評価基準を確認するのがおすすめ。
評価項目 | 確認する内容 質の高いサービスの基準 |
---|---|
相談頻度 | 定期面談の実施頻度と継続期間 最低年2回以上、3年以上の継続 |
専門性 | 担当者の金融業界知識の深さ 実務経験5年以上、資格保有者 |
情報提供 | 業界動向・市場情報の定期配信 月1回以上の専門情報配信 |
個別対応 | 個人のキャリア目標に合わせた提案 オーダーメイドの戦略立案 |
ネットワーク | 業界人脈を活用した機会創出 セミナー・イベント開催実績 |
各転職エージェントのキャリア相談の継続期間や頻度、質を確認するようにしましょう。
※各転職エージェント公式サイトより(2025年7月時点)
金融機関の人事部門と信頼関係がある転職エージェント・サイトを選ぶ
転職エージェントを選ぶ際には、金融機関の人事部門と信頼関係があるか確認しましょう。
金融業界は信頼性と長期的な関係性を重視する業界特性があるからです。
「投資銀行の採用責任者」「資産運用会社の人事担当役員」などとの長年にわたる信頼関係があるサービスは、一般的な求人サイトでは公開されない情報を入手しやすいです。
人事部門との信頼関係があるかは、以下のようなことで確認できます。
- 金融機関の採用責任者との定期的な情報交換会の開催実績
- 人事部門主催の採用イベントへの招待状況と参加頻度
- 金融機関からの独占求人や特別選考ルートの保有状況
- 人事担当者からの直接的な採用相談件数と実績
- 金融機関の組織変更や戦略転換時の事前情報入手能力
- 採用手順の改善提案や人材要件の協議参加実績
コトラは、投資銀行や不動産金融会社の人事担当者との密接な関係により、企業のカルチャーや面接官の特徴まで詳細に把握した情報提供が可能です。(※)
ムービンストラテジックキャリアでは、29年以上の支援実績により、通常では難しい選考ルートや直接交渉が可能です。(※)
金融業界での転職を検討している人は、各エージェントの金融機関人事部門との具体的な信頼関係と、特別選考ルートの保有状況を確認するようにしましょう。
※各転職エージェント公式サイトより(2025年7月時点)
【金融業界への転職実態調査】経験者42人のアンケート結果
金融業界は「安定」や「高収入」といったイメージがありますが、実際にどのような経緯で転職し、どのような職種に就いているのか気になる方も多いのではないでしょうか。
そこで、金融業界への転職経験がある42人にアンケートを実施し、「どのような方法で転職したか」「転職後の職種」「転職時に評価されたこと」について調査しました。
- 調査対象:金融業界に転職経験がある人
- 調査期間:2025年7月30日~31日
- 調査機関:自社調査
- 調査方法:インターネットによる任意回答
- 有効回答数:42人
金融業界への転職方法
金融業界への転職方法として最も多かったのは「転職エージェント(24人)」の利用でした。
業界特有の専門知識や企業の傾向を把握しているエージェントのサポートを受けることで、希望条件にマッチする求人に出会いやすくなる点が支持されたと考えられます。
次いで多かったのは「転職サイト・求人サイト(10人)」で、比較的手軽に情報収集できる手段として活用されているようです。
個別応募よりも仲介サービスの利用が主流となっています。
金融業界に転職後の職種
金融業界への転職後の職種を聞いたところ、「事務職(19人)」が最多となりました。
保険会社や銀行、証券会社などでの一般事務・経理・総務などが多くなっています。
次いで多かった「営業職(14人)」では、銀行の法人営業や保険会社の営業職が中心。
収入アップやスキル活用を重視した志向が伺えます。
金融業界への転職で評価されたこと
- 学生時代に取得していたFP3級の資格、前職で見積書や領収書等の金銭関係を管理する事務仕事をしていたので、その経験から正確さを評価されたと思います(20代 女性)
- FP2級の資格を持っていた事(20代 男性)
- 証券アナリストをとったこと(30代 女性)
- 簿記検定2級の資格(20代 男性)
- 過去に国内資本の同業他社で似たような職種を10年ほど経験していたこと(40代 女性)
- 前職、銀行での債権回収集業務経験。債権査定業務(50代以上 男性)
金融業界への転職でとくに評価されたのは「資格の保有・取得(14人)」と「前職での業務経験(12人)」でした。
FPや簿記、証券アナリストなどの資格は、金融知識への基礎的理解と学習意欲の証明として有利に働いたと考えられます。
また、金銭管理や査定業務など、前職での実務経験が即戦力として評価された例も多く見られました。
「数字やデータへの対応力(7人)」も金融業界ならではの重要スキルとして注目されており、業務の正確さや分析力が重視されていることがうかがえます。
金融業界に強い転職エージェント・サイト利用に関するよくある質問
金融業界に強い転職エージェント・サイトを利用する際の、よくある質問をまとめました。
回答も詳しく掲載しているので、サービスを利用の際にはぜひ参考にしてください。
Q.地方在住でも首都圏の金融機関に転職できますか?
A.地方在住でも首都圏の金融機関に転職できます。
地方在住者でも首都圏の金融機関の選考を受けやすい環境が整っているため、地理的な制限を受けない転職活動が可能です。
最近では、多くの金融業界特化転職エージェントがオンライン面談やリモートサポートに対応しています。
具体例を挙げると、マイナビ金融AGENTでは全国6拠点でのサービス展開に加えて、対面・電話・Web面談の多様な形式に対応。(※)
忙しい方向けの終業後・休日面談も実施しているため、地方在住者でも首都圏の金融機関への転職活動をスムーズに進められます。
地方から首都圏への転職における住居確保、引越し手続き、生活コスト変化などの実務的なアドバイスも含めた包括的なサポートを受けられますよ。
また、リクルートダイレクトスカウトでは企業の担当者から直接スカウトが届くシステムにより、地方在住であることを事前に企業側が理解した上でのアプローチが受けられます。
地方在住で首都圏の金融機関への転職を検討している人は、リモートサポートや、オンライン面談を積極的に活用していきましょう。
※各転職エージェント公式サイトより(2025年7月時点)
Q.ケース面接とは何ですか?対策方法を教えてください
A.ケース面接とは企業の実際のビジネス課題や仮想的な問題を題材にする面接手法です。
次のようなことが評価のポイントとなり、面接に通るためには体系的な思考フレームワークの習得と反復練習による対策が必要となります。
- 論理的思考力
- 問題解決能力
- 分析スキル
- 仮説構築能力
- 数値分析スキル
- プレゼンテーション能力
金融業界では投資判断やリスク評価、戦略立案など、複雑な問題を限られた情報と時間で解決する能力が日常業務で求められます。
ケース面接を通じて候補者を総合的に評価し、実務での活躍可能性を判断していますよ。
金融業界のケース別の面接対策をしたい人は、業界に特化したサービスで体系的な思考フレームワークを習得するよう努力していきましょう。
具体的には、実際の出題傾向に基づいた反復練習を徹底的に行うのがおすすめです。
Q.金融業界での転職に適した時期はありますか?
A.金融業界での転職に適した時期は、4月入社を目指した1~3月と10月入社を目指した7~9月の年2回のピーク期間があります。
金融業界は3月末決算の企業が多く、新年度開始の4月と下半期開始の10月に組織改編や新規事業立ち上げが集中。
そのため、積極的な中途採用を実施することがあるうえ、外資系金融機関では年末賞与支給後の1~3月に離職者が増加し、欠員補充のための求人が大幅に増加します。
PEファンドや資産運用会社では、決算期に合わせた組織体制見直しのため、3~4月と9~10月に集中的に採用活動を行うことが多いです。
求人が増えるピーク時期に合わせて転職活動を開始することで選択肢を広げられます。
金融業界での転職時期を考慮したタイミングで転職活動を行っていきましょう。
Q.金融に関連する資格は転職に必要ですか?
A.金融に関連する資格は転職に必要ではありませんが、職種や企業によっては大幅に有利になり、一部の専門職では実質的に必須な場合もあります。
金融業界は高度な専門性を要求される業界であり、次のような資格は専門知識の証明と業務遂行能力の担保として重視されます。
- 証券外務員
- FP(ファイナンシャルプランナー)
- アクチュアリー
- CFA(公認証券アナリスト)
一方で、実務経験やポテンシャル、論理的思考力を総合的に評価する企業も多く、資格の有無だけで合否が決まるわけではありません。
一例として、マイナビ金融AGENTのキャリアアドバイザーは、証券会社への転職では証券外務員一種・二種の資格が実質的に必要になることを知っています。
加えて、投資銀行のM&Aアドバイザリー業務では、資格よりも論理的思考力や分析能力が重視されることを把握しており、職種別の資格要件について現実的なアドバイスを提供しています。
金融業界での転職を検討している人は、目指す職種と企業の特性を理解した上で、資格取得の必要性をコンサルタントに相談してみてください。
Q.英語力はどの程度必要ですか?
A.金融業界での英語力要求水準は職種と企業によって大きく異なります。
外資系金融機関では、TOEIC800点以上のビジネスレベルが必要。
日系金融機関では600-700点程度の中級レベルが一般的な目安です。
金融業界は国際的な取引が多く、特に投資銀行や資産運用、外資系保険会社では、次のことが日常業務に含まれます。
- 海外投資家とのコミュニケーション
- 英文契約書の読解
- グローバル本社との会議参加
実務で使用できる英語力が求められる一方で、地方銀行や国内特化の金融機関では英語使用頻度が限定的であり、職種により要求水準が大きく変動。
たとえば、外資系投資銀行のフロントオフィスでは、TOEIC900点以上または英語でのプレゼンテーション能力が実質的に必要です。
一方で、バックオフィス業務では800点程度でも十分に対応可能。
また、外資系金融機関では単純なTOEICスコアよりも実務での英語使用経験を重視されることが多いです。
そのため、「海外駐在経験」「英語圏でのMBA取得」「国際的なプロジェクト参加経験」などが高く評価されます。
金融業界での転職を検討している人は、目指す職種と企業の国際性に応じた英語力目標を設定しましょう。
TOEICスコア向上と並行して、英語の実務能力習得を専門転職エージェントのサポートを受けながら進めてください。